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- ばちらぬん
Bachiranun ばちらぬん
Synopsis
生命力溢れる与那国島の映像美に酔うドキュ・フィクション
Director Profile
東盛あいか
- キャスト
- 東盛あいか、石田健太
- 監督
- 東盛あいか
- 脚本
- 東盛あいか
- 海外窓口
- 東盛あいか
- 徐昊辰
この映画は、JFF+の特集記事「世界の映画人7人が選ぶ、いま注目の日本インディペンデント映画」を通じて徐昊辰氏により推薦されました。記事では、映画評論家や映画祭プログラマーとして国際的に活躍している、日本映画をよく知る7人の専門家が、各々がおすすめするインディペンデント映画を紹介しています。『ばちらぬん』をはじめとする、作家性や実験性が色濃く表れる日本のインディペンデント映画は世界にどう映っているのでしょうか?ぜひご覧ください。
- 東盛あいか
- 監督
与那国語はユネスコに指定された消滅危機言語です。本作品は大学の卒業制作であり、企画当初は与那国島でオールロケの長編劇映画を撮る予定でした。しかし、撮影が始まったのはコロナが来た初めの年で、撮影計画のほとんどが潰れてしまいました。そんな先の見えない中で生まれたのが、ドキュメンタリーとフィクションを混ぜた手法の「ばちらぬん」です。キャスト全員がスタッフも兼任するほどギリギリの状態で撮影しました。私の故郷である与那国島の景色が、暮らしが、言葉が、変わってしまう事への焦燥感が、今の私にしか撮れない「ばちらぬん」を生みました。必死に撮った私だけの内臓のようなこの映画が、誰かの内臓になれるとは思ってもいませんでした。いびつで、不器用で、青くまっすぐな映画です。「ばちんなよ(忘れないで) 」とは言いません。あなたの「ばちらぬん(忘れない) 」に少しでも届いたら幸いです。日本の一番西の小さな島からあなたへ。