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ABOUT THE THEATER
築約200年。もともと日本酒の酒蔵だった倉庫を手作りで改装したコミュニティシアターです。各地から集まったプロジェクトメンバーのセレクトによる、独自の上映プログラムや、文化イベント、滞在して地域と関わるベースキャンプとしても使用しています。建物は2011年に起きた東日本大震災で、大きな被害を受けた東北の海沿いの街で、奇跡的に耐え残り国有形文化財に登録された文化財です。まだ、世界にあまり知られていない魅力がたくさんある岩手県沿岸の景観、伝統と文化、食などと共にお楽しみください。
Staff
登場者:有坂民夫(プロジェクトマネージャー)、櫛桁-則、藤田諭
History
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- 2011
- 東日本大震災発生。映画を通じた地域復興の活動が始まる。
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- 2012
- 復興と人々によりそう映画祭「みやこほっこり映画祭」をメンバーが実施。
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- 2016
- 岩手県沿岸部最後の常設映画館「みやこシネマリーン」が閉館。
シネマ・デ・アエルプロジェクトスタート。
「みやこほっこり映画祭」の会場として使用開始。
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- 2017
- 定期上映プログラム開始。
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- 2019
- 建物が国有形文化財(建築物)に登録。
Information
- 住所
- 〒027-0089 岩手県宮古市本町2-2(東屋さんの蔵)
- Web
- https://cinemadeaeru.wixsite.com/cinema-de-aeru
- SNS
RECOMMENDED FILM
- 光を追いかけて
- 2021 / ドラマ、SF / 104min G
ミニシアターからのコメント
秋の収穫期になると一面が金色に輝く東北・秋田の美しい田園。しかし人口が減り、暮らしの成り立たなくなった地域から人々は去り、商店街は寂れ、繋がりの中心にあった学校も閉校になってしまう。解決策を見出すことができない大人たちの動揺は、繊細で多感な子供たちの心に暗い影を落とし、不安の連鎖は物語を思わぬ方へ誘います。伝統的で質の高い農業、豊かな歴史や文化をもちながら、現代社会の中で力を失っていく東北の農村地域。長い間互いを想いやり支え合ってきた人々の関係も綻んでいきます。そして誰もがどうにもならない思いを抱えたまま迎えた閉校祭。タイトルに添えられたコピーは「光を望むな。光となれ。」美しさと寂れのコントラストをあえて強く描いたのは”限界”に近づいた地域にも未来はある。と願う、秋田出身の成田洋一監督なりのふるさへの愛情表現だと感じます。瑞々しい少年少女の演技、美しい農村の情景、ミステリアスな展開とフィナーレ。ぜひお楽しみください。