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- 函館市民映画館シネマアイリス
ABOUT THE THEATER
1996年、自主上映グループ「アイリス ・イン」を母体とし、およそ470名の市民からの寄付を原資に設立された映画館です。2010年、1990年に自死を遂げた函館出身の作家・佐藤泰志の原作『海炭市叙景』を映画化。函館市民映画と位置付け、多くの函館市民とともに映画化。忘れられた作家であった佐藤泰志は映画化をきっかけに再評価され、その著作は全て復刊された。以後、佐藤原作による5作品を函館を舞台に映画化。作品は内外で高い評価を得る。これからも函館の地に根ざした「映画を作る映画館」として活動を続けていきたい。
Staff
支配人 菅原 和博
1982年 函館市内で自主映画グループ「アイリス ・イン」として活動。
1996年 「函館市民映画館 シネマアイリス」を設立。
2010年 佐藤泰志原作『海炭市叙景』映画化。製作実行委員会代表を務める。
History
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- 1996
- 多くの市民の協力を得て五稜郭地区に「函館市民映画館 シネマアイリス」をオープンする。
年間100本近い映画を上映する。
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- 2008
- 1990年に自死した函館出身の作家・佐藤泰志の作品と出会う。未完の短編連作集「海炭市叙景」に衝撃をうける。
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- 2010
- 映画「海炭市叙景」をオール函館ロケーションで映画化。製作実行委員会の委員長を務める。フランス・ドーヴィル映画祭で審査員特別賞を受賞。
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- 2014
- 同じく佐藤泰志原作の「そこのみにて光輝く」を映画化。モントリオール世界映画祭監督賞を受賞。キネマ旬報ベストワン。
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- 2016
- 佐藤泰志原作「オーバー・フェンス」を映画化。第8回TAMA映画賞で最優秀作品賞・最優秀主演男優賞・最優秀主演女優賞受賞。
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- 2018
- 佐藤泰志原作「きみの鳥はうたえる」をシネマアイリス 開館20周年記念映画として製作。ベルリン映画祭に招待出品。
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- 2021
- 佐藤泰志原作「草の響き」シネマアイリス 25周年記念映画として製作。「映画芸術」誌ベストワンに選出される。
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- 2022
- 日本映画プロフェッショナル大賞で特別賞を受賞。
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- 2022
- サントリー地域文化賞受賞。
Information
- 住所
- 〒040-0011 北海道函館市本町22-11 グリーンエステート1階
- 施設紹介
- 座席数:71席
- Web
- https://www.cinemairis.com/
- SNS
RECOMMENDED FILM
- きみの鳥はうたえる
- 2018 / ドラマ、ロマンス / 106min G
ミニシアターからのコメント
監督は本作が初商業映画となる新鋭三宅唱。原作は東京郊外の学生街を舞台にしているが、撮影地を函館に移し、ありふれた地方の町での「今の青春」をリアルに活写した。
登場人物の心模様を、クローズアップと視線の動きで一瞬の永遠として捉えた。
3週間の撮影期間スタッフ・キャストは函館に長期滞在し、スタッフは地元に根づき、俳優はこの町で役を生きているようだった。
クラブでの石橋静河の解放感に満ちたしなやかな踊りに注目してほしい。