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ABOUT THE THEATER
山と海に囲まれ、日本の歴史と外国の文化が交差するまち神戸にある元町映画館は、2010年8月21日、創業者の堀忠とそのもとに集まった有志の映画ファンによりオープンしました。それ以来、「みんなで作り、みんなで運営する映画館」として、不朽の名作からドキュメンタリー映画、若手監督の作品まで、こだわりのラインナップで映画を上映しています。また、上映映画の監督や出演者を招いたイベントなども頻繁に開催しており、特に週末は複数のイベントが集中することが多いです。元町映画館は元町商店街の中に位置し、すぐそばには港エリアや中華街などもあるため、映画と合わせて食事や散策を楽しむこともできます。
Staff
History
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- 1999
- 創業者の堀忠が後に元町映画館となる建物の「元町館」を手に入れる。
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- 2006
- 堀ほか有志の映画ファンが集まり、映画館立ち上げプロジェクトが動き出す。
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- 2010
- 「一般社団法人元町映画館」を設立。初代代表理事兼支配人は藤島順二。
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- 2010
- オープン、内装は建築士さんの指示のもと、ボランティアの方々でペンキ塗り、カーペット敷きなどを行った。
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- 2013
- 住田明世が2代目の代表理事に就任。
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- 2013
- 林未来が2代目の支配人に就任。
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- 2013
- 映写方式がフィルムメインからデジタル(DCP)メインへ移行。多額の設備投資を乗り切る。
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- 2017
- 隣に高層マンションが建設されることになり、防音工事を施工するため一週間の休館。多額の設備投資を乗り切る。
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- 2019
- 高橋勲が3代目の代表理事に就任。
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- 2020
- コロナ禍により全国の映画館が1ヶ月半の休館。元町映画館も4/15〜5/29まで休館。
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- 2021
- 10年の元町映画館の歩みを振り返る書籍を経営スタッフ江口由美の責任編集のもと出版。
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- 2023
- 支配人の役職を廃止。番組編成担当は林未来から石田涼へ。
Information
RECOMMENDED FILM
- ミューズは溺れない
- 2022 / ドラマ、ロマンス / 82min G
ミニシアターからのコメント
青春真っ只中の登場人物たちが自身のアイデンティティーに向き合い、相手に対して歩み寄る姿は一見小さいことに思えても、
社会を変える大きな一歩になるのではないか。
鮮烈で瑞々しい数々のショットの中から心に残るシーンを一つ。美術の授業で主人公が白い紙にためらいがちにデッサンを描く手が大きく映る。
人生(もちろん映画製作も含めて)のいろんな場面において最初に一本の線を引くことの困難、手の戸惑いや震えが観る者の心に響く。
淺雄監督のそれらのショットは観る者の感覚へストレートに訴えるけれども、理知的な熟慮を促すようにも思える。
それは彼女がいろんな様々なことを考えに考えて映画を撮っているからではないだろうか。
何はともあれまずはこの作品『ミューズは溺れない』を是非ともご覧ください!